2014年9月10日水曜日

いってみよ~!

夏休みも残りわずかになりました。
東京に行ったり、花火をしたり、なんだかんだでいい夏休みになりました。
東京に行った際にマーニー展にも行ってきました。マーニーの部屋の再現や絵コンテなどを実際に見ることが出来て、とてもよかったです。次の投稿はマーニーの感想にしようと思っていたのですが、だいぶ日にちもあいてしまったので今回は見送ることにします。でも、とてもいい映画でした。映画館で見たくなるような派手さはないけど、毎年家で必ず見たくなる、わたしにとってはそんな映画になりました。

で、今回は「無責任艦長タイラー」について書こうと思います。
この夏休みにもう一度全話見てみたのですが、何回見てもやっぱり超絶面白かったです。
放送期間は1993年、タツノコプロ制作の全26話です。
無責任艦長タイラーという作品名が、そのままこの作品の魅力と言えると思います。
主人公のジャスティ・ウエキ・タイラーはとにかく自由でお気楽なやつです。「楽がしたいから」という理由で軍隊に入って、駆逐艦そよかぜの「無責任艦長」となります。基本的には無責任だけど、でも彼には彼なりの信念のようなものがあると思います。それが顕著に表れたのが、23話「宇宙で一番長い日」です。どの話も好きですが、個人的に一番好きなのは23話だったりします。宿敵ラアルゴン帝国との一騎打ち、誰もが激しい戦闘を覚悟していましたが、タイラーの取った行動は「敬礼」でした。緊迫したあの状況で、敬礼する人間はタイラーしかいないと思います。戦争は「両軍勝利」、一人の犠牲者も出さずに戦争を終わらせました。ただ無責任なだけではないからこそ、あの個性の強いそよかぜクルーもタイラーについていくのだなと痛感した話でした。
基本的にはギャグなのですが、だからこそ時折出るタイラーの一言にはっとさせられたりもします。 一番有名なのは、「しっかりしてないと、人生に逆襲されちゃうよ。」という台詞だと思います。タイラーは無責任、自由奔放に生きてきたはずなのに、いつの間にかハナー提督の最期をみとることすら出来なくなっていました。まさに、自分が人生に逆襲されはじめていることに気付いたのだと思います。これはユリコさんに向けてはなった台詞なのですが、タイラー自身に言い聞かせているように見えました。この後タイラーは、自分がいつのまにか自分のやりたいようにやれていなかったことに気付き、軍をやめることを決意します。最終回で、「自分の好きなことを好きなようにやる!」という台詞もあるのですが、まさにタイラーそのものを表しているなと思いました。一度きりの人生、自分の好きなことを好きなようにやりたいものです。
最終話目前にして軍をやめたタイラー、どう終わるんだろう?と思っていましたが、最終回はまさに「無責任艦長タイラー」にふさわしい終わり方でした。最終話が23話の次に好きかもしれません。散々ネタバレしたけれど、最終話については触れないでおこうと思います。でもあの最後までハチャメチャな感じ、大好きです。

長くなってしまいました。とにかくOPから次回予告まで、タイラーの全部が大好きでした。こんな作品にはもう二度と出会えないと思います。いつか絶対ブルーレイボックス買うぞ。終わり。