2014年12月16日火曜日

憧れのSHINING LINE

日曜日に劇場版アイカツ!を見てきました。
本当は一人で行きたかったのですが、お兄ちゃんに懇願されて二人で行ってきました。朝8時20分と早い時間帯にも関わらず、たくさんの女の子とお母さんの親子連れが並んでいて、ここで既に謎の涙が流れてきました。意味が分かりません。隣を見たらお兄ちゃんも泣いていました。気持ちの悪い兄妹です。
せっかく来たので、作中でお馴染みのブレインサンダーとポップンポップコーンのアイカツセットを注文してみました。普段は映画館で飲食することはあまり好きではないのですが、今回は特別です。店員さんに「ブレインサンダーとポップンポップコーン」と恥ずかしながらもきちんとフルネームで注文すると、「お飲み物は何に致しますか」と返してきたので驚きました。今ブレインサンダーつっただろ、もう一回言わせる気か思いましたが、ブレインサンダーという架空の飲み物があるはずもなく、ブレインサンダーをイメージしたボトルに好きな飲み物を入れてくれるということでした。ごめんな店員。とにかくこれで準備万端です。
シアター内は当たり前ですが親子連れで埋まっていて、G列12とかいうド真ん中の席でお兄ちゃんと座るのが恥ずかしくなりました。しかしいざ始まると、周りの目など気にする余裕もないぐらい見入ってしまい、ほぼ2時間ニヤニヤするか号泣するかしていました。前置きでこれだけ長くなるのは予想外でしたが、そろそろ本編について触れて行こうと思います。


開始即スターライト学園の定期ライブが始まり、スクリーンいっぱいに映し出されたみんなを見ていきなり号泣しました。テレビでも最近のライブシーンは本当に綺麗で感動していたのですが、映画はさらにクオリティが高くなっています。途中からあかりちゃんも登場し、大興奮でした。目の前の幼女先輩が、いちごたちの真似して踊っているのを見てまた涙が出ました。ライブが終了すると、いよいよ学園長からいちご達にいちごの単独ライブを打診されます。題して「大スター宮いちご祭り」。いいネーミングセンスだ。さすがアメリカ帰りです。記者会見で「見た人の明日が少しでも素敵になるようなライブにしたい」と意気込みを語るいちご。そしてみんなは大スター宮いちご祭りに向けて、それぞれ準備や特訓を始めます。どのシーンもみんなかわいすぎて終始ニヤニヤが止まりませんでしたが、一番はやっぱり電卓をポチポチ打つユリカ様ですかね。数学が得意なことを葵に見透かされていたユリカは経理を任されたのですが、メガネをかけて電卓をはじくユリカ様は最高にかわいかったです。また、ライブの新曲をシンガーソングライターのかのんさんに依頼する際、久しぶりにソレイユの三人で野外ライブをするのですが、にやにやと同時に涙があふれて止まりませんでした。やっぱりソレイユいいなあ。葵ねえさんの流し目が印象的でした。このライブに感動したかのんさんは、いちごのために新曲を作ることを約束してくれます。この新曲の『輝きのエチュード』がすんごい、本当に、めちゃくちゃいい歌でした。歌詞もいちごの気持ちがしっかり投影されています。
ところが同時に、悲しい出来事も起きます。いちごが美月にライブの出演依頼をするのですが、「このライブが成功したらいちごはわたしを抜いてトップアイドルになる。いちごがトップアイドルの座に君臨したらわたしはもう思い残すことは無い」と引退宣言を告げるのです。美月にあこがれてアイドルになったいちごにとって、これは本当に衝撃的な発言でした。でもだからこそこのライブを最高にしたいと、気持ちを新たにしてライブ当日を迎えます。
ライブ一曲目は『アイドル活動』ロックバージョン。続いてソレイユで『ダイヤモンドハッピー』。ソレイユにおとめちゃんが加わり『ハッピークレッシェンド』。また、セイラちゃんと久しぶりのツウィングスで『フレンド』。こうしてみると、アイカツは本当に楽曲に恵まれているなと感じます。どの曲も最高すぎて、一番好きな曲が選べません。最後はエンジェリーシュガーの新作プレミアムドレスを着て、『輝きのエチュード』を歌いました。鳴り止まないアンコールに出てきたのは、あかりと美月。最後に三人で『Let'sアイカツ!』を踊りました。美月にあこがれてアイドルになったいちご、そしていちごに憧れてアイドルになったあかり。三世代そろってのライブは、本当に感動的でした。
ライブが終わったあと、アイカツランキングの順位は不動の一位だった美月さんが陥落し、見事いちごが一位となりました。いちごのライブに心を動かされた美月さんは引退宣言を撤回し、「気を抜いたらすぐ抜いちゃうよ」とアイドル活動を続けることを約束します。そしていちごはあかりに自分のマイクを手渡し、「ここまでおいで!」と激励。美月さんからいちご、いちごからあかりへとバトンが受け渡される瞬間でした。アイドルへのあこがれは世代を超える力になる。アイドルってやっぱりすごいです!

本当に大満足の出来で、批判するところが何もないです。女児向けアニメですし、考察するところも特にないので、ただただニヤニヤして号泣して楽しませてもらいました。ひとつだけ、引っかかりがあるとすれば、美月さんが引退宣言するかなあ、というところは疑問に思いました。かつてダブルエムとして美月とコンビを組んでいたみくるちゃんは、 ガーデニング大会のため一度アイカツを辞めるとき、「次は美月を超えるためにアイカツしたい」とライバル宣言をしていました。その夢を壊すようなことを、美月さんがするかなあ、と思ったのですが、一人でずっと長い間アイドル界のトップに君臨していた美月さんにとって、いちごにそろそろ世代交代する時だと思っていたのかもしれません。そんな美月さんの心を動かすライブが出来たいちごは、本当にトップアイドルになったんだと思います。スターライト学園入学時からずっと見守ってきた一視聴者として、そのことを本当に嬉しく思います。そして最後に、映画第二弾!?というさらに嬉しい発表もありました。これからも、陰ながらアイカツ!をずっと応援していたいです。さすがに筐体ゲームに手を出すのはやめておきます。

また長くなってしまいました。次は何について書こうかな。だいぶ前にジャイアントロボ 地球が静止する日を見たので、それの感想考察でも書こうかな。おわり。

2014年11月15日土曜日

人の不幸を食い物にするなんて、いただけません!

映画「ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」見てきました。
結論から言うと、最高傑作でした。
大学の友人と3人で行ったのですが、大号泣してしまい、ただでさえ幼女たちの中で異質な存在だったのに、最後の方は隣の女児にもなんだこいつ的視線を浴びてしまいました。でも、そんな視線を浴びても涙を抑えることが出来ないくらい、本当に素晴らしい作品でした。
このブログ読んでいる人でプリキュア見ている人はいないと思うので、思う存分ネタバレしつつ感想や考察を書いていこうと思います。

今回のこの映画のテーマはずばり、「プリキュアは本当にみんなを幸せにすることが出来るのか?」です。
今回のゲストキャラ・つむぎちゃんは突然足が動かなくなる難病によりバレエを踊ることが出来なくなってしまい、その現実から逃げたいという願いにより、幻影帝国幹部ブラックファングが作り上げた虚構の世界である人形の国に閉じこもります。そんな世界からつむぎちゃんを助けようとするラブリーに、「 簡単に助けるなんて言わないで!」と言ってしまうつむぎちゃん。ここでラブリーが大きな壁にぶつかります。それが今回のテーマである、「プリキュアは本当にみんなを幸せにすることができるのか?自分の力ではどうしようもない不幸に苦しむ人を救えるのか?」という問題です。

今まで「助けてあげる!ハピネス注入!」と簡単に言ってきたラブリー。それは決して悪い事ではありません。ラブリーは本当に、みんなを助けたい、みんなにハピネスを届けてあげたいという思いでプリキュアをやってきました。それはきっと、歴代のどのプリキュアも思ってきたことです。でも、プリキュアにも出来ないことはあります。つむぎちゃんのような難病を治すことは、いくらプリキュアでも出来ないことです。この問題に、ラブリーは真正面からぶつかって、プリキュアらしい答えを出しました。

つむぎちゃんに、事情を知らずに簡単に「助けてあげる」と言ったことを素直に謝り、でもその上で、つむぎちゃんに幸せになってもらうことをあきらめたくない、何とかしたい、と泣きながら訴えました。 私もここで思い切り泣いてしまいました。この台詞はラブリーが言ったからこそ、ここまで胸に響くのだと思います。つむぎちゃんに真正面から拒まれて、どうすればいいのか分からなくなり挫折し、それでもヒメやゆうゆうやいおなちゃんに励まされ、悩んで悩んで、悩みぬいて涙ながらに出した答えだから、私たち視聴者やつむぎちゃんの心に響いたのだと思います。テレビシリーズではちょっとキャラが弱い、と言われていたラブリーでしたが、この映画ではラブリーのラブリーらしさがしっかり描かれていると感じた瞬間でした。

後半は終始泣いていたのですが、特に泣いたのがジーク達人形がブラックファングに特攻する場面です。「つむぎにはなんてことない事かもしれないけど、僕達にとってはこの上ない幸せだった」と言ってジークが消えてしまった時、号泣してしまいました。家に帰ったらすぐ昔大切にしてたおもちゃや人形をひっぱりだして、ありがとうって言わなきゃ!と思いました。もしかしたら大人の方がこのシーンは心に響くのかもしれません。
そして映画ではお馴染みとなってきた、ミラクルライトによる応援。劇場で実際に子供たちがミラクルライトを振って応援し、それによってプリキュアにパワーが宿って敵を倒す、というのが今までの恒例でした。しかし、今回はこのミラクルライトが効かないのです。ブラックファングの操る不幸の糸により、そのパワーが阻まれてしまうのだとか。でも、つむぎちゃんが心の底からラブリーを応援した時、不幸の糸が幸せの糸に変わり、ラブリーがスーパーハピネスラブリーと変身します。これは新しい演出でした。ただ、子供たちからしたらちょっと不満だったかもしれません。この最終戦闘で流れる挿入歌「勇気が生まれる場所」が、もう本当にいい歌でした。 劇場では泣きながらCD買おうと思いましたが、冷静になってみるとお金が無いのでツタヤでレンタルしようと思います。

長くなってしまいましたが、本当に本当にいい映画でした。作画もすごくよかったし、前作に比べてキャラの描写も丁寧で、ストーリーも申し分ないです。ただ、劇場で見た感想として、子供たちがあまり楽しんでないのかな、という印象は受けました。ふなっしーが出てきたときはあちこちで歓声が上がっていましたが、もしかしたら大人の方が楽しめる内容なのかもしれません。プリキュアを見ていない人でも、この映画には心に響くものがいっぱい詰まっているのではないかと思います。ハピネス注入!って簡単に言ってるけど、現実問題うまくいかないことや、どうしようもない不幸もある。でも、それは自分だけじゃなくて、周りのみんなも同じで、それでも支えてくれたりそばにいてくれる誰かは必ずいるから、幸せになることをあきらめないで頑張ろう。みたいな。そんな感じのエールを感じました。ここにきて語彙力の無さ、文章能力の低さが露呈してしまいました。でもとにかく、本当に本当にいい映画だったと思います!

そういえば、こないだファイナルと言っていたはずのプリキュアオールスターまたやるらしいです。ファイナルじゃないじゃん!と文句言いながらも、多分見に行くと思います。次はダンスや歌が主体ということで、映画館でヌルヌル動く3D映像を楽しみにしています。来月はアイカツもあるし忙しくなってきたぞ。また映画館で異質な存在になりそうです。おわり。


2014年11月3日月曜日

帰ってきたら、おかえりなさいと言ってあげるわ。

先日、東京国際映画祭「庵野秀明の世界」に行ってきました。
これまでのテレビアニメ・劇場公開作品に加え、学生時代に自主制作した貴重な短編・CM・PV等を含めた約50作品もの大型特集上映となりました。
個人的にはジャイアントロボや王立宇宙軍など、他にもたくさん見たいものはあったのですが、時間とお金の都合上トップをねらえ!だけ見てきました。やばかったです。見に来て本当によかったと思いました。

トップをねらえ!は1988年、ガイナックスにより1話30分のOVAとして製作されたSFロボットアニメです。監督はもちろん庵野秀明、原作脚本岡田斗司夫、キャラクター原案美樹本晴彦など錚々たるメンツです。そうそうたるってこの漢字でいいのかな。とにかくすごいメンツですよね。
題名から分かる通り、有名映画や昭和アニメのパロディ・オマージュなどのネタが序盤から詰め込まれています。しかし、根底にはしっかりとしたSF設定がされていて、それが全6話の中で上手に構成されています。
特に顕著なのはウラシマエフェクトというSF設定。ノリコはほとんどの時間を宇宙空間での戦闘に費やすため、地球に残る人々とどんどん年齢が離れて行ってしまいます。一番の親友だったキミコは一児の母になっているし、一緒に闘っていたカズミお姉さまとも最終話では15年の差が出来てしまいます。大切な人を守るために闘っているのに、大切な人と同じ時間を過ごすことが出来ない。この描写が非常にリアルで残酷です。最終話では、ガンバスターの縮潰炉を起爆装置にするため、ノリコとカズミがブラックホールに出撃するのですが、二人が地球に戻る頃には12000年の歳月が流れることになります。たまらずユングが追いかけてきて二人を引き留めるのですが、ノリコは「でも…みんなは同じ時をすごせるわ」、カズミは「さよならは言わないわ」と出撃を決意。ここでボロボロ泣いてしまいました。この時のユングの台詞を、今回の題名にしました。トップは名言がありすぎて、どの台詞にするか悩んだのですが、この台詞が一番心に響いたので。
ついにガンバスターは中心部に到達し、起爆装置の爆破に成功します。そして二人は12000年後の地球に戻ってくるのですが、灯りはひとつもなく、二人は人類が滅亡したのだと愕然とします。そんな地球に、ポツリ、ポツリと少しずつ灯りが現れ始めます。浮かび上がってきたのは「オカエリナサイ」の文字。初めてテレビで見た時よりも泣いてしまいました。 そしてここでようやく、今まで白黒で描かれていた6話で初めて、カラーの地球が描かれます。演出がうまいです。
オカエリナサイのイは左右反転なのですが、これは特定の文字文化が衰退してしまい、その時点で解読が困難だったかららしいです。私はユングがロシア人だから間違えちゃったのかと考えていたのですが。何度見てもこのシーンは感動します。スクリーンで見れて本当によかったと思いました。

久しぶりに見たのですが、やっぱりトップ最高!以外の言葉が出ません。語彙力が無いのが悔しいです。やっぱりSFものは映画館で見るのとテレビで見るのとでは全く違うなあと改めて痛感しました。機会があれば、また映画館でやってくれたらいいのになあ。
全然違う話になりますが、トップのあとに食べた焼き肉とビールが最高でした。焼き肉食べたい。おわり。

2014年9月10日水曜日

いってみよ~!

夏休みも残りわずかになりました。
東京に行ったり、花火をしたり、なんだかんだでいい夏休みになりました。
東京に行った際にマーニー展にも行ってきました。マーニーの部屋の再現や絵コンテなどを実際に見ることが出来て、とてもよかったです。次の投稿はマーニーの感想にしようと思っていたのですが、だいぶ日にちもあいてしまったので今回は見送ることにします。でも、とてもいい映画でした。映画館で見たくなるような派手さはないけど、毎年家で必ず見たくなる、わたしにとってはそんな映画になりました。

で、今回は「無責任艦長タイラー」について書こうと思います。
この夏休みにもう一度全話見てみたのですが、何回見てもやっぱり超絶面白かったです。
放送期間は1993年、タツノコプロ制作の全26話です。
無責任艦長タイラーという作品名が、そのままこの作品の魅力と言えると思います。
主人公のジャスティ・ウエキ・タイラーはとにかく自由でお気楽なやつです。「楽がしたいから」という理由で軍隊に入って、駆逐艦そよかぜの「無責任艦長」となります。基本的には無責任だけど、でも彼には彼なりの信念のようなものがあると思います。それが顕著に表れたのが、23話「宇宙で一番長い日」です。どの話も好きですが、個人的に一番好きなのは23話だったりします。宿敵ラアルゴン帝国との一騎打ち、誰もが激しい戦闘を覚悟していましたが、タイラーの取った行動は「敬礼」でした。緊迫したあの状況で、敬礼する人間はタイラーしかいないと思います。戦争は「両軍勝利」、一人の犠牲者も出さずに戦争を終わらせました。ただ無責任なだけではないからこそ、あの個性の強いそよかぜクルーもタイラーについていくのだなと痛感した話でした。
基本的にはギャグなのですが、だからこそ時折出るタイラーの一言にはっとさせられたりもします。 一番有名なのは、「しっかりしてないと、人生に逆襲されちゃうよ。」という台詞だと思います。タイラーは無責任、自由奔放に生きてきたはずなのに、いつの間にかハナー提督の最期をみとることすら出来なくなっていました。まさに、自分が人生に逆襲されはじめていることに気付いたのだと思います。これはユリコさんに向けてはなった台詞なのですが、タイラー自身に言い聞かせているように見えました。この後タイラーは、自分がいつのまにか自分のやりたいようにやれていなかったことに気付き、軍をやめることを決意します。最終回で、「自分の好きなことを好きなようにやる!」という台詞もあるのですが、まさにタイラーそのものを表しているなと思いました。一度きりの人生、自分の好きなことを好きなようにやりたいものです。
最終話目前にして軍をやめたタイラー、どう終わるんだろう?と思っていましたが、最終回はまさに「無責任艦長タイラー」にふさわしい終わり方でした。最終話が23話の次に好きかもしれません。散々ネタバレしたけれど、最終話については触れないでおこうと思います。でもあの最後までハチャメチャな感じ、大好きです。

長くなってしまいました。とにかくOPから次回予告まで、タイラーの全部が大好きでした。こんな作品にはもう二度と出会えないと思います。いつか絶対ブルーレイボックス買うぞ。終わり。

2014年8月3日日曜日

インダストリアの弾も当たることがあるのね

最後のテストが終わりました。いよいよ大学生活二年目の夏休みです。
今のところこれといった予定はありませんが、それでもやっぱりわくわくします。
そういえば来週マーニー見に行く予定がありました。わくわくです。去年の風立ちぬは3回も映画館に行って見ました。今年は何回行くのかな。映画がよかったっていうのもありますが、ただ単純に映画館の雰囲気が大好きなので、今年の夏は出来たら映画館にたくさん通いたいと思います。お金が無いなあ。

話がそれました。今日は未来少年コナンについてまとめようと思います。
なんでコナンかというと、我が家では夏になるとコナンを借りてくるのが恒例行事だからです。理由はそれだけです。眠いしサクサク書いていきます。
放送期間は1978年4月~10月、あの宮崎駿の記念すべき第一回監督作品のNHKアニメです。
このアニメの凄いところ、たくさんあるのですが、一番はやはり”濃密さ”という点にあると思います。
全26話のこの作品は、無駄な話がひとつもありません。それでいて尺が足りていないわけではなく、最終回はすっきり終わって、爽やかな満足感を与えてくれます。26話(2クール)アニメで一番出来が良い作品は?と聞かれたら、迷わずコナンと答えます。他に2クールアニメだとナデシコとかタイラーが思い浮かぶのですが、完成度という点だとコナンには遠く及ばないです。ナデシコなんて最後丸投げだし。これがもし、2クールアニメで一番好きな作品は?だったらめちゃくちゃ悩みます。劇場版でも結局丸投げしたけど、そんなナデシコが大好きだし。タイラーも大好きだし。2クールで好きなアニメ他にもたくさんあるし。一番は決められません。
またそれてしまいました。とにかく、決して派手さはないのですが、SF、アクション、冒険、ラブロマンス、それらがぎゅっと詰まったまさに王道を行くアニメだと思います。

ビバップの時も書きましたが、やはりアニメは初回が肝心だと思います。初回で世界観や設定を視聴者に出来るだけ提示して、その上で視聴者を引き付ける作品の魅力を描く。本当に難しいことです。その点で言うとコナンの初回はまさに、アニメのお手本のような初回だと思います。冒頭でさらっと世界観を提示して、そしてコナンが本当によく動きます。リアルに動くとかいうことではなくて、魅力的に、躍動的に動くんです。風のように早く駆け、何十メートルの高さから飛び降りても足がジ~ンとしびれるだけ、そんなコナンの主人公的強さにあっというまに夢中になってしまいます。
コナンのその無敵とも言える強さの原動力は、ラナにあります。ラナに会いたい!ラナを助けなくちゃ!とコナンが強く思えば思うだけ、人間離れした身体能力がアニメーションとなって鮮やかに動きます。それを見るのが毎回気持ちよかったです。
もちろん、主人公のコナンだけでなく、どの登場人物もみんな魅力的です。私が一番好きなのはモンスリーちゃんです。もとは敵役なのですが、コナンと関わるうちに考え方が変わり、コナンの良き理解者にまでなってくれます。あと「ばかね!」っていう口癖がかわいい。

過去の名作を振り返るのも楽しいですが、今期もなかなか面白いアニメが多いです。
モモキュンソードには確実に毎週お世話になっています。
新旧とわず、いろんなアニメを見て楽しい夏にしたいです。おわり。

2014年7月19日土曜日

千も万もの仮面をつけ、千も万もの人生を生きる

テスト期間が近づいてきました。これが終われば夏休みです。
去年の夏はバイトで7連勤を2回した苦い記憶があります。親に内緒でこっそり一人でサンライズフェスティバルにも行きました。日帰りでディズニーランドにも行きました。意外と満喫していたかもしれません。今年の夏はどうなるのかまだ未定ですが、 去年より楽しい夏になればいいなと思います。テスト勉強で記憶が飛んでしまう前に、以前から見ていた「ガラスの仮面」についてまとめておこうと思います。

放送期間は2004年~2005年、東京ムービー制作の全51話です。
紅天女編までを原作に忠実に再現し、最後はアニメ独自の解釈で”一応”終了しました。
原作は言わずと知れた未完の名作ですが、実は読んだことがありませんでした。51話と長いこともあり、試しに見てみて面白くなかったら漫画だけ読もうと、軽い気持ちで見たら衝撃を受けました。1話が体感10分ぐらいで終わってしまうんです。気が付いたらEDが流れていて、気が付いたらDVD1巻分見終わっている。毎週2巻ずつ借りるのが習慣になり、あっという間に51話見てしまいました。
51話の中で、マヤはたくさんのお芝居をするのですが、一番印象に残ったのは「ふたりの王女」です。
主人公の北島マヤは、お芝居だけが取り柄の地味で目立たない女の子ですが、役の心さえつかめば人格まで変えてしまうことが出来る、まさに天才女優です。対してライバルの姫川亜弓は、大女優の母の七光りと言われないように、努力に努力を重ねて女優としてゆるぎない地位を確立させました。そんな二人が、お互い全く逆のイメージの役を演じることとなります。マヤは国中の人々から愛される美しい王女アルディス、亜弓さんは幼い頃に貶められ牢屋で暮らす怨念の王女オリゲルドをやることになるのです。しかも、これは紅天女を演じた月島先生の提案です。周囲はこの配役をミスキャストだと非難しますが、この配役で二人の才能はさらに開花しました。この舞台は直接二人が演じ合い、お互いを高め合った舞台ということで、やっぱり思い入れも深いです。

お芝居が中心の話ですが、少女漫画必須の恋愛模様もこの作品の魅力です。マヤは色んな男の子と恋に落ちかけますが、やっぱり運命の人は紫の薔薇の人こと速水さん。自分が紫の薔薇の人だと打ち明けられない速水さん、そうとは知らず速水さんに食って掛かってばかりのマヤを見ているとヤキモキさせられますが、これこそ少女漫画の醍醐味だと思います。「奇跡の人」という舞台で、ヘレン・ケラーを演じる役作りの為に、マヤは別荘(速水さん提供)で目隠しに耳栓をして過ごします。その時速水さんが訪れ、マヤを抱きしめるのですが、そのシーンが全部の話を通して一番ドキドキしました。口移しで薬を飲ませるなど、もっときわどいシーンもあるのですが、やっぱりこのシーンが一番好きです。49巻も続いているのに、この二人はいまだにくっつきません。早くなんとかしてくれ先生。
中盤までのテンポが最高すぎたので、終盤の駆け足具合、尻切れトンボ感はどうしても否めません。原作が未完なのを考えると仕方のないことだと思います。中盤までのワクワク感は、本当に久しぶりの感覚でした。ベルサイユのばら以来のワクワク感でした。二人が女優としてどこまで成長するのか、そして紅天女は誰が演じるのか。こないだブックオフでちらっと漫画を読んでしまったのですが、いまだに決着はついていなくてちょっとほっとしたような残念なような気持ちになりました。50巻が出るのを楽しみにしていようと思います。

最近お兄ちゃんがプリパラの話ばかりしてきます。あまりにうるさいので試しに見てみたら、ダンス映像のすごさにびっくりしました。モーションキャプチャすげえ!って思いました。次書くのはプリパラになるかもしれません。その前にとりあえず、テスト頑張ります。おわり。

2014年7月2日水曜日

MACROSS:THE MUSEUM ver.1.01

石ノ森萬画館に行ってきました。今回は知人と二人です。
石巻駅までは仙台駅前から高速バスで90分ほど、意外と近かったです。駅からは20分ほど歩かなければならないのですが、この道のりが楽しい。マンガロードとよばれる道のあちこちに、009や仮面ライダーなどのモニュメントがたくさんあるからです。きゃあきゃあ言いながらいちいち写真を撮っていたら、30分ほどかかってしまいました。宇宙船をイメージした萬画館の外観は、想像よりもこぢんまりとしていましたが、中は本当に夢いっぱいの石ノ森ワールドでした。でも今回は石ノ森ワールドではなく、マクロス特別展について書きたいと思います。石ノ森先生ごめんなさい。

一階は受付、お土産屋さんとなっており、スロープで3階まで目指します。受付のお姉さんが009風の制服を着ていて、すでに高まってきました。最初のプロローグでは、「龍神沼」にちりばめられた先生のテクニックを分かりやすく解説していました。この作品は先生の「マンガ家入門」にテキストとして紹介された作品であり、まさに漫画家をめざす少年少女のお手本となるようなテクニックが濃縮された作品なのです。ほぼすべてのページになんらかのテクニックが紹介されており、この作品だけで先生の凄さが伝わってきました。研一が追った白い着物の少女の行方をはっきり描かないのに、池に波紋を描くことで読者に想像をふくらまさせるテクニック、素晴らしいです。
二階はいよいよ待ちに待ったマクロス展です。これは「超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか」30周年記念として開催され、意外にも東北地方初マクロスイベントになりました。入口に掲げられた「ご挨拶」が2060年6月1日 新統合政府准将からって時点でも~~~!って感じです。演出が憎い。こういう小さい表記にいちいちテンションが上がってしまいます。
ほとんど写真撮影可ということで、大量に写真を撮りました。写真を載せたいのですが、実際に見て感動を味わってほしいので敢えて載せません。ブログに写真を載せる方法がよく分からないわけではないです。撮影禁止のものには「機密上」撮影不可と表示されていました。も~~~!って感じです。演出が憎い。こういう小さい表記にいちいちテンションが(略)
一番の目玉はなんといっても、作中に登場する可変戦闘機「1/1 VF-1Sバルキリー」等身大!しかも実際に乗っていいんです!キューンキューン、キューンキューン、わたしの彼はパイロット~♪が出来るんです!うっかりしていた私は、写真を撮るのに夢中になってそもそも”乗る”という発想が湧きませんでした。さっき乗っていいって知りました。残念で仕方ありません。12時間前に戻って写真撮ってる場合じゃない!乗れ!って自分に言いたいです。悔しい。
その他にも歴代歌姫の衣装、 初期設定資料、歴代戦闘機の模型、ED映像となったミンメイのアルバム、とにかくずっと興奮が抑えられない展示が盛りだくさんでした。終始「ヤック・デ・カルチャー......」状態でした。写真が載せられないのが残念です。本当に東北のマクロスファンには行ってほしい。800円でこれだけ見れるのはありえないです。
お昼ご飯は三階のカフェ「BLUEZONE」で食べました。せっかくなので期間限定メニュー「ランカ・リーライス」を食べました。850円とちょっと高めでしたが、見た目が可愛いのと、展示でテンションがだいぶ振り切れていたのでとてもおいしく感じました。知人の食べた「シェリル特製パスタ」は普通のおばちゃんが作っていましたが、それでもおいしかったです。ポストカードももらえてほくほくでした。
三階にはこの喫茶店の他にライブラリースペースがあります。ここは訳6000冊のマンガと映像作品が自由に楽しめる、 まさに楽園のようなところです。私がこの近くに住んでいたなら週に一度は来ていたと思います。

最後に一階のおみやげ屋さんでおみやげを探しました。でも所持金が残り300円だったので、何も買えませんでした。ミンメイ人形(2,484円)が欲しくてしかたなかったのですが、写真を撮るだけで我慢しました。欲しかったなあ。次行くときはミンメイ人形を買って、バルキリーにも乗ろうと思ったのですが、このマクロス展は今月6日をもって終了するらしいです。絶望的です。またどこかで似たような展示をやってくれることを祈っています。おわり。

2014年6月28日土曜日

マンガのちから

特別展「手塚治虫×石ノ森章太郎マンガのちから」に行ってきました。
三限が休講になったので行ってみたのですが、平日にも関わらず子供連れや老夫婦、やたらでかいメガネをかけたサブカル臭のするカップルなど、館内は結構人でにぎわっていました。
一人で行ったのですが、楽しすぎて一時間半も滞在していました。全然寂しくなかったです。超楽しかったです。サブカル臭カップルがちょっとうらやましかったとか全然思ってないです。でも欲を言えば誰かと一緒に行きたかったです。感動を共有できる友達がいないので、こうしてひっそりとブログにまとめておこうと思います。


展示は4部構成で、二人の幼少期の落書きから直筆原稿、構想ノート、設定資料集、また二人に影響を受けた現代作家によるオマージュ作品集などが展示されていました。
本展で初公開されるものもあり、特に今年3月手塚治虫の引き出しから見つけられた「ふしぎなメルモ」未使用設定画には人が集まっていました。噂には聞いていましたが、大変えっちかったです。それと同時に、手塚先生独特のかわいらしさもあり、ねずみと蛇をこんな風に描けるのは手塚先生だけだろうなと思いました。また、館内のところどころに設置されたスクリーンでは、リボンの騎士やジャングル大帝、サイボーグ009のアニメーション映像も流れていました。リボンの騎士を今まで見たことがなかったのですが、りりしいサファイアにメロメロに惚れてしまい、なんとしても見たいと思いました。レンタルしてるのかなあ。まだ兵庫に住んでいれば、手塚治虫記念館に直行したのですが。早くこのオタクが住むのに適さない街ナンバーワン仙台から出たいものです。
一番衝撃を受けたのが第3部「”ちから”の本質対決」です。ここでは「いのち」「死」「科学」など、テーマごとに2人の作品の直筆原稿が展示されていました。「死」で展示されたブラックジャックの「二度死んだ少年」、初めて読んだのですが今でも思い出すとゾクゾクします。少年の最期の言葉が印象的でした。ブラックジャックは本当に読後感がすごいというか、一話一話考えさせられる話ばかりで、改めて全巻揃えなきゃと強く思いました。
そんな「死」よりも衝撃を受けたのが、「音」と「映画的な表現」の展示です。漫画はいまや単なる娯楽ではなく芸術作品とまで呼ばれるようになりましたが、その表現方法にはどうしても限界があります。それが”音”と”動き”です。 漫画から音が出たり、ましてや絵が動くことはありません。ところが、二人の漫画からは音が聞こえてくるし、絵が動くように見えるのです。特に、石ノ森章太郎の「佐武と市物捕控」の展示は、まるで映画を見ているようでした。漫画の表現方法の幅の広さ、奥の深さを感じました。


今回の展示で改めて、今の漫画の地位を確立した二人の偉大さを思い知りました。レポートの為に行ったのですが、もう一度レポート抜きにしても行きたいと思いました。
そのあとバイトまで3時間余ったので、一人でカラオケに行きました。いつもはDAMなのですが、空いてないと言われてJOYにしてみたら、DAMにはないサイバーフォーミュラOVAの主題歌がそろっていて感動しました。あとナデシコとトップをねらえ!も映像がついてました。今度からJOYにします。おわり。

2014年6月8日日曜日

何万年も昔に、異星人たちの街で流行った、当たり前のラブソング

マクロス初夏の陣2014に行ってきました。
マクロスⅡのBDBOX発売に先駆けたイベントで、マクロスⅡ全六話と愛おぼ、マクロスプラスを23時から30時(!)までぶっとおしで上映するという過酷かつ胸アツな企画でした。クレカ持ってなくてチケット買えなかったのですが、親切なオタクのおかげで参加することができました。大感謝です。
マクロスⅡとマクロスプラスは実は見たことが無かったので、今回めちゃくちゃ楽しみだったのですが、案の定半分くらい寝てしまったので内容をよく覚えていません。めちゃくちゃ反省してます。
眠くておぼろげな記憶の中でも、笠原弘子の歌が最高だったこと、イシュタルがかわいかったこと、マクロスプラスの戦闘シーンの作画がすごかったことは覚えています。
今回のイベントで唯一寝ないでガッツリ見れたのが、最初に上映した「愛・おぼえていますか」。
昨日まで、愛おぼよりもアニメの初代マクロスの方が好きだったのですが、今回のイベントで完全に愛おぼ派となりました。今日は愛おぼについて書こうと思います。

1984年公開、キャッチコピーは「それは時空を超えたラブソング」「ミンメイ最大戦速(マクロスピード)!!」。
当時はアニメのダイジェスト映像をもって劇場版とする作品が多かった中、全編新作フィルムで制作されました。それに伴い細かい設定の大部分がアニメとは異なります。私はアニメだと未沙の方が好きなのですが、映画だとミンメイの方が好きなぐらい、アニメと映画ではキャラの描写も異なってきます。また、作画レベルもアニメとは比べものになりません。もちろん映画だからそれが当たり前なのですが、スクリーンで見るとその描き込み量の多さに改めて驚かされました。やっぱり映画は映画館で見るものだな、と痛感しました。
一番感動したのは、やっぱりラスト5分のミンメイ・アタックです。輝のビンタと、「君はまだ、歌が歌えるじゃないか!」の一言ではっと気づくミンメイ。輝の祈るような表情を見て、何かを言いかけて口を閉じます。ここの間の描き方が、すごく好きです。輝が求めているのは自分じゃなくて自分の歌なんだと、輝の表情で気づいてしまったミンメイが、輝に振り向いてもらうための言葉を飲み込んで、代わりに自分に言い聞かせるように歌う決意を口にします。「あたし、歌うわ。思いっきり!」そして前奏が流れだし、クライマックスの戦闘シーンにつながります。ラスト5分はずっと鳥肌が立ってました。もう一度、映画館で見たい!と昨日見たばかりなのに思います。

愛・おぼえていますかはもちろん名曲なのですが、個人的には最後に流れる天使の絵の具の方が好きだったりします。スポットライトを浴びながら、1,2,3,4とリズムを刻むミンメイ、そして流れ出す天使の絵の具とスタッフロール。こんなに綺麗ですっきりした映画の終わり方は、なかなかないのではと思います。

やっとサンライズ縛りから抜け出せました。
また何かアニメ見たり、イベントに参加したら更新しようと思います。おわり。

2014年5月28日水曜日

See You Next Cowboy...

一か月以上空いてしまいました。久しぶりの更新です。
最近はもっぱらガラスの仮面を見ているのですが、めちゃくちゃ面白いです。
いずれ見終わったら感想書きたいと思います。
今日は最近またブームが来たカウボーイビバップについて書きたいと思います。

放送期間は1998~99年、サンライズ制作のSFアニメです。
ただただ単純にかっこいいの一言につきます。世界観や音楽、魅力あるキャラクター。全部がかっこいいです。毎回短い映画を見ているような気分になります。ストーリーの無い雰囲気アニメ、にわか御用達と揶揄されることもしばしばありますが、わたしは単純なのでただひたすら単純にかっこいいこの作品が大好きです。
今でも初回を見た時のインパクトは忘れられません。どのアニメも最初の話はやっぱり一番大事で、一番スタッフも力を入れていると思います。初回の出来でどれだけ視聴者の心をつかむことが出来るか。これは本当に難しいことです。世界観や設定を視聴者に出来るだけ提示して、その上で視聴者を引き付ける作品の魅力を見せなければなりません。最近の作品は、しり上がりに面白くなってくるアニメは多いのですが、最初の一話でガン!と衝撃を与えてくれるようなアニメはほとんど無いような気がします。
その点において、ビバップはほぼ完璧な初回だったと思います。賞金首やカウボーイというのがどんなものか見せつつ、さりげない会話でスパイクやジェットのキャラクターを見事に一話から出しています。「肉のないチンジャオロースなんてのは、チンジャオロースとは言わねえんじゃねえのか」「金がないときゃ言うんだよ」というやり取りは、宇宙という特別な舞台なのに私たちに親近感を持たせる印象深いやり取りで、さすがだなあと思いました。また、音楽の演出が一話からビバップらしかかったです。アシモフから奪ったブラッディ・アイを打ちぬいた瞬間から始まる軽快な音楽とスカッとするスパイクのアクションは、一話からうわ~かっこいい!!!と心を鷲掴みにされました。単純だなあ。ビバップは音楽で場面の切り替えを上手にやっていて、その演出もこの作品の魅力だと思います。

今回で4度目の更新ですが、全部サンライズ作品だということに気が付きました。
次はサンライズ以外のアニメを振り返ろうと思います。
おわり。

2014年4月22日火曜日

愛し合うことだけが、どうしてもやめられない

二十歳になりました。
子供の頃は、二十歳はもうすっかり大人みたいなイメージでしたが、実際なってみると一昨日までと何も変わらないです(当たり前だけど)。
この一年バイトばかりで数少ない友達からの遊びの誘いも断りまくって、もう見放されたと思っていましたが、数人からおめでとうとLINEをもらいました。泣く程嬉しかったです。
おめでとうって言ってくれた人達を大切にしようと思います。


アニメの感想を書きたいのですが、ダンバイン以来こいつはすごい!というアニメに出会っていないので、いつか書きたいと思っていたプラネテスについて書こうと思います。
放送期間は2003~2004年、サンライズ制作のNHKアニメ全26話です。
このアニメのすごいところは、原作とは別のベクトルで面白いというところ。
テクノーラという企業の中のデブリ課、という立ち位置にすることで「宇宙飛行士も会社員」という新しい認識を視聴者にさせてくれました。また、アニメオリジナルの登場人物を多く出したことで、原作には無い濃い人間ドラマも見せてくれました。原作ではハチマキがトラックに轢かれそうになって海に落ちた時、数人の登場人物たちがフラッシュバックして「おれですらつながっていて、それで初めて宇宙なんだ」と気付くのですが、その人数がぐっと増えたことで、言葉の重みがさらに増したと思います。
一番大きな違いは、タナベというヒロインの役割です。原作では「そんなの愛が無い!」と真っ向からハチマキに立ち向かい、ハチマキ自身もそんなタナベのペースに引きずり込まれ、最終的には結婚します。複雑な生い立ちなどもあり、普通の人には無い強い個性を持ったキャラクターとなっています。ところが、アニメではその個性は影をひそめ(相変わらず「そんなの愛が無い!」という口癖はある)、ぐっと親しみやすい、どちらかというと私たち視聴者に近いキャラクターとなっています。去年の夏、プラネテス10周年記念イベントの際に、監督の谷口悟朗さんが直接このことについて語ってくれました。2クールという決められた枠の中で、宇宙という特殊な舞台の作品を作るには、どうしても私たち視聴者の「案内役」となるべき存在が必要だった。 新入社員のタナベは、視聴者に最も近い目線になれるので、案内役にはうってつけだったわけです。案内役に、原作のような強い個性があると困るので、そこで初めてアニメ版タナベが出来たそうです。直接その話を聴いてなるほどな~と思いました。製作者の実際の話を聞くのはとても楽しかったです。また何かしらのイベントがあれば行きたいです。

話がずれてしまいましたが、アニメも原作も私にとってすごく大切な作品です。私も「宇宙に関係あるもの」ってお題でしりとりしてプロポーズされたいなあ。

おわり。

2014年3月24日月曜日

俺は人は殺さない。その怨念を殺す!

三連勤終わりました。つらかったです。
前回言っていたゲオの半額セールですが、初日の夜に行ってみたら見たかったものは全部すでに借りられていました。唯一プラネテスが全巻残っていたので、5巻だけ借りて帰宅しました。5巻には一番大好きな話、「ささやかなる願いを」「ロケットのある風景」が収録されているからです。やっと連勤が終わったので、今日はこれを見てから寝ようと思います。漫画もアニメも大好きな作品なので、いつかプラネテスの感想も投稿したいです。二回目の今日はプラネテスではなく、先日見終わった「聖戦士ダンバイン」を、感動がさめないうちに振り返ってみたいと思います。

放送期間は1983~84年、ワタルと同じくサンライズ制作の全49話です。
序盤はなにがなんだかさっぱり、といった印象でしたが、全体が見えてくるにつれてバイストンウェルの世界観に引き込まれ、そしてあの第16話「東京上空」でガッツリはまりました。
ダンバインの魅力はなんといってもバイストンウェルという世界観、独特な形のオーラバトラー、そして人間味あるキャラクターたちだと思います。だからこそ、後半舞台が地上にうつったこと、そしてチャム以外全員死亡という二点だけはとても残念でした。逆に言うと、その二点を除けば私の中では最高に面白いアニメでした。書いている内に思い出したのですが、リムル・ルフトだけはどうしても好きになれませんでした。余計なことばっかりして、迷惑かけて、作戦を乱して。何度もイライラさせられました。彼女をもうちょっと共感しやすく描いてあげてもよかったのではないでしょうか。これも加えると三点ですね。でもそれ以外は、本当に文句なしの名作だと思います。中毒になるOPとED、エゴとエゴがぶつかり合う濃い人間ドラマも見ものです。あと個人的に、ダンバインが飛ぶ時の翼をぶぉーんと開く動作がすごく好きです。もう一度見たくなってきたので、時間をあけてまた見たいと思います。

プラネテスを見てさっさと寝るつもりでしたが、振り返ってる間に3時を過ぎてしまいました。明日は休日だからこのまま「ささやかなる願いを」だけでも見ようと思います。大学一年の春休み、これでいいのかな。大学生のうちにしかできないことをやろう、ってのがずっと頭に残っています。きっとそれは名作を見まくることではないってことは分かっているのですが。

おわり。
 


2014年3月22日土曜日

面白かっこいいぜ!

ブログはじめました。
毎日バイトしてアニメ見て寝ての繰り返しなので、このブログもアニメの感想を主に書く予定です。
一話見る毎に振り返るというのをやってみたかったのですが、どうも続けられそうにないので、一作品見る毎に振り返ってみようと思います。
記念すべき初作品は、今日見終わった「魔神英雄伝ワタル」について書いてみます。

放送期間は1988~89年、サンライズ制作の全45話です。
キャラがみな魅力的で、ストーリーも子供向けなので分かりやすくかつ飽きさせないドラマ性があったと思います。中盤クラマがいなくなってから若干テンポは悪くなりましたが、それでも45話飽きずに見ることが出来ました。クラマと入れ替わりで登場した虎王の存在がとても大きかったです。個人的に一番好きなキャラでもあります。後半からEDに虎王も出てくるのですが、それがめちゃくちゃかわいい!ので、アニメ見なくてもいいからED見てほしいです。ワタルはOPやEDの良さも魅力の一つだと思います。
45話見終えた今思うのは、これを子供の頃に見たかったなあということ。今見ても十分面白いのですが、子供の頃ならもっと楽しめたと思います。それでも名作であることは間違いないし、機会があれば続編も見たいです。

ブログを見る人が(そんなにいないと思うけど)アニメを見ていないかもしれないのでネタバレを避けつつ振り返ってみましたが、感想を文章にするというのは予想以上に難しいですね。ネタバレが出来るのならもうちょっと掘り下げた感想も書けそうなので、それについてはおいおい考えていこうと思います。この感想書くのに2時間も掛かって疲れたので今日はここらへんでやめます。

世間では明日から三連休だそうですが、私は明日から三連勤です。ゲオが旧作半額らしいので、また自宅とゲオとブックオフを往復することになると思います。おすすめのアニメあったらぜひ教えてください。

おわり。