2014年7月2日水曜日

MACROSS:THE MUSEUM ver.1.01

石ノ森萬画館に行ってきました。今回は知人と二人です。
石巻駅までは仙台駅前から高速バスで90分ほど、意外と近かったです。駅からは20分ほど歩かなければならないのですが、この道のりが楽しい。マンガロードとよばれる道のあちこちに、009や仮面ライダーなどのモニュメントがたくさんあるからです。きゃあきゃあ言いながらいちいち写真を撮っていたら、30分ほどかかってしまいました。宇宙船をイメージした萬画館の外観は、想像よりもこぢんまりとしていましたが、中は本当に夢いっぱいの石ノ森ワールドでした。でも今回は石ノ森ワールドではなく、マクロス特別展について書きたいと思います。石ノ森先生ごめんなさい。

一階は受付、お土産屋さんとなっており、スロープで3階まで目指します。受付のお姉さんが009風の制服を着ていて、すでに高まってきました。最初のプロローグでは、「龍神沼」にちりばめられた先生のテクニックを分かりやすく解説していました。この作品は先生の「マンガ家入門」にテキストとして紹介された作品であり、まさに漫画家をめざす少年少女のお手本となるようなテクニックが濃縮された作品なのです。ほぼすべてのページになんらかのテクニックが紹介されており、この作品だけで先生の凄さが伝わってきました。研一が追った白い着物の少女の行方をはっきり描かないのに、池に波紋を描くことで読者に想像をふくらまさせるテクニック、素晴らしいです。
二階はいよいよ待ちに待ったマクロス展です。これは「超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか」30周年記念として開催され、意外にも東北地方初マクロスイベントになりました。入口に掲げられた「ご挨拶」が2060年6月1日 新統合政府准将からって時点でも~~~!って感じです。演出が憎い。こういう小さい表記にいちいちテンションが上がってしまいます。
ほとんど写真撮影可ということで、大量に写真を撮りました。写真を載せたいのですが、実際に見て感動を味わってほしいので敢えて載せません。ブログに写真を載せる方法がよく分からないわけではないです。撮影禁止のものには「機密上」撮影不可と表示されていました。も~~~!って感じです。演出が憎い。こういう小さい表記にいちいちテンションが(略)
一番の目玉はなんといっても、作中に登場する可変戦闘機「1/1 VF-1Sバルキリー」等身大!しかも実際に乗っていいんです!キューンキューン、キューンキューン、わたしの彼はパイロット~♪が出来るんです!うっかりしていた私は、写真を撮るのに夢中になってそもそも”乗る”という発想が湧きませんでした。さっき乗っていいって知りました。残念で仕方ありません。12時間前に戻って写真撮ってる場合じゃない!乗れ!って自分に言いたいです。悔しい。
その他にも歴代歌姫の衣装、 初期設定資料、歴代戦闘機の模型、ED映像となったミンメイのアルバム、とにかくずっと興奮が抑えられない展示が盛りだくさんでした。終始「ヤック・デ・カルチャー......」状態でした。写真が載せられないのが残念です。本当に東北のマクロスファンには行ってほしい。800円でこれだけ見れるのはありえないです。
お昼ご飯は三階のカフェ「BLUEZONE」で食べました。せっかくなので期間限定メニュー「ランカ・リーライス」を食べました。850円とちょっと高めでしたが、見た目が可愛いのと、展示でテンションがだいぶ振り切れていたのでとてもおいしく感じました。知人の食べた「シェリル特製パスタ」は普通のおばちゃんが作っていましたが、それでもおいしかったです。ポストカードももらえてほくほくでした。
三階にはこの喫茶店の他にライブラリースペースがあります。ここは訳6000冊のマンガと映像作品が自由に楽しめる、 まさに楽園のようなところです。私がこの近くに住んでいたなら週に一度は来ていたと思います。

最後に一階のおみやげ屋さんでおみやげを探しました。でも所持金が残り300円だったので、何も買えませんでした。ミンメイ人形(2,484円)が欲しくてしかたなかったのですが、写真を撮るだけで我慢しました。欲しかったなあ。次行くときはミンメイ人形を買って、バルキリーにも乗ろうと思ったのですが、このマクロス展は今月6日をもって終了するらしいです。絶望的です。またどこかで似たような展示をやってくれることを祈っています。おわり。

2 件のコメント:

  1. 想いが伝わってくるアツイ文章ですね!
    読んでいてこっちもニコニコしちゃいます。

    震災以降、東北で開催されるイベントが増えていっているように思います。
    きっかけが『災害』なのは複雑ですが、この波に乗って東北の”オタク熱”が更に盛り上がっていくことを期待したいです。

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    1. 今見ると文章がだいぶ興奮していますね。ちょっと恥ずかしいです。
      東北はオタク活動するには不便な土地ですが、こういうイベントを見逃さずに楽しみたいですよね。
      なにかまたイベントあったらぜひ一緒に行きましょう!

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